2019年 07月の記事

July 2019
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 偶然ですが「コモアしおつ」が民放テレビで最近放映されていました。
ご存知ですか?「コモアしおつ」
とてもユニークな分譲地です。
…とはいうもののとても販売に苦戦した販売物件でもあります。

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 実は山梨のマチュピチュとも呼ばれ、実はあの宮崎監督のアニメ「千と千尋の神隠し」の映画の舞台となった場所としても知られているんです。
 「コモアしおつ」は山梨県上野原市にあるニュータウンでバブル景気の真っ最中1987年青木建設が造成をはじめ1991年から積水ハウスが共同で分譲を開始しました。
 当時の価格が驚きの価格で東京への通勤圏ということで販売当時坪40万円、土地・建物で5000万から7000万円で販売されていた時期がありました。
 
 僕が赴任したころはバブルがはじけていてとてもそんな価格では販売できなく坪8万円で販売するのがやっとの状態となっていました。(バブル時代はほんとに異常でしたね)
 売れば売るほどに土地は赤字、販売に苦戦した思い出深い分譲地です。

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 また途中で青木建設が倒産となり全体の分譲地管理は積水ハウスにゆだねられることになりました。
バブル時代のマンション用地を戸建て用地に切り替えたことで地域住民の方々から訴訟を受けたことも今では懐かしい思い出です。
ただし、2年間の間毎月1度の話し合いは感情的なものには発展せず、役員改選の時期に合わせてお互いの妥協点を見つけて僕の支店長時代に解決に至りました。
じっくりとお互いの意見交換をしたことが解決の原因だといえます。

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 この分譲地、JR中央線の「四方津」駅から斜行エスカレーターで登っていきます。
日本一長いエスカレーターでもあります。
 上に上がれば閑静な分譲地、自然に恵まれゆったりとしていて1200世帯、3500人ほどの人が暮らしておられます。
今や皆さん方、この分譲地にすっかりと溶け込んで生活を楽しんでおられるといった雰囲気です。

 振り返ればこんな分譲地もあっていいですね。
今では夢を感じさせられる付加価値の高い分譲地だといえます。
いい分譲地つくりをしていきたいものです。
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 世界の国民の幸福度ランキングが発表されました。
昨年に続きトップはフィンランド、日本は2つランキングを下げて58位という結果でした。

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 ちなみに2位以下はというと・・・・・
2位 デンマーク
3位 ノルウェー
4位 アイスランド
5位 オランダ
6位 スイス
7位 スウェーデン
8位 ニュージーランド…という順です。
参考に アメリカは19位、ドイツは17位、フランスが24位、ロシアは68位、中国が93位といった結果です。

 世界の幸福度に関する報告書は国際幸福ディに合わせて、国連の諮問機関「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」が7年前から毎年まとめています。
気になるのはその基準ですが・・・・・この基準はというと「所得」「自由」「信頼(汚職のなさ)」「健康寿命」「社会的支援」「寛容性」の6項目を幸せの主な指標としていて世界156か国の幸福度を比較しているのです。

 日本は2015年度が46位、2016年度が53位、2017年度は51位、2018年度が54位で今回が58位とここの所順位を落としてきていて気になりますね。

 1位のフィンランドは国内に暮らす移民の幸せ度も世界トップとなっています。
また日本が幸せ度の高い項目はというと「健康寿命」に関しては世界3位となっています。
「社会的支援」は困ったときに頼れる親せきや知人がいるかを指しています。
また「寛容性」は過去1か月の間にチャリティに寄付をしたことがあるか、「信頼」は不満・悲しみ・怒りの少なさ・社会・政府に腐敗が蔓延していないか・・・を指しているそうです。

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 東京オリンピックまでちょうどあと1年となりました。
先回の東京オリンピックの時には経済的にはまだまだ貧しかった感じでしたが、精神的にこれから豊かになっていくという実感があったような気がします。
 経済的に豊かになってきた今、まだまだ我々が幸せになっていくために身近なところでいろいろと努力をしていかなくてはならない感じがしてなりません。

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 毎日毎日、希望をもって生きていきたいものです。
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 暑中お見舞い申し上げます。
実は昨年までと違って実は今年はそこまで暑い!と今までは感じませんでした。
「ありがたいな」と思ってた途端にここへきて暑い日の到来という感じです。
体が何よりの資本です。
健康を保つことも仕事なんだと考えて生きていくことをお勧めします。

 そんな中で、おかげさまで毎日いまだ東奔西走の日々が継続しています。
「働き方改革」ではありませんが、自分の時間も何とか作っています。
そんな中でこの1週間はアシスタントさんと資料作りに始まり、奈良・静岡・熊本A・熊本B・愛知と動きました。
今日からは大阪・三重・名古屋・山梨・埼玉・東京と仕事が続きます。

 熊本の住宅会社とは長いお付き合いになってきました。
最初の出会いからもう8年目になったでしょうか。
ほとんどの社員さんたちと顔なじみにもなってきています。

 大胆にそして細心に経営に前向きな社長には敬意を表します。
38億だった売り上げは社長はじめ社員さんたちの努力のたまもので先期は70億を突破し、今期は80億が見えてきています。
県内10位だった売り上げも今では第2位に上昇しました。
分譲中心だった売り上げは、今では注文部門の販売力が強化され50:50の割合になってきました。

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 そしてこの度新社屋が竣工しました。
本社の土地面積は600坪、建物面積は3階建て750坪で、今までの本社をはるかにしのぐ大きさです。
心なしか社員さんたちの表情にもゆとりというか、余裕が感じられるようになりました。

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 社長の魅力も企業成長の大きな要因です。
素晴らしいと感じられることの一つはスピードです。
実行するとよいと感じられることに対してはすぐさま実行に移します。
更に素晴らしいことは成功している企業の真似をしていくことです。
ご存知のように「学ぶ」のルーツは「真似ぶ」です。
従順さを保ちながら、企業経営者は頑固にならず変化していくことが大切ですね。

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 心の広さ(寛大さ)もこの社長の魅力的な部分です。
僕の話も常に真剣にお聞きくださいます。
実はこの会社の社長と親しいライバル会社の社長がいらして、なんと競合会社ではありますが、そちらの会社の会社顧問も数年前から任されました。
器があるというか、キャパシティが大きいというか‥感心させられることです。

 今回は先月までの新入社員向けの研修でなく、数年前から取り組み始めたリフォームの部門に改めてテコ入れを依頼されました。
10月には大規模の「感謝祭」が予定されています。
「感謝祭」を起爆剤にしてリフォームにおいても県下の有数の企業になるべく推進していきたく考えています。

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 この企業の目標は九州でナンバーワンの住宅会社を目指す事、ステップバイステップ、一歩一歩社長はじめ、社員さんたちとスクラムを強く組んで頑張ろうと思っています。

 新社屋竣工おめでとうございます。
さらなる飛躍を期待してやみません。

カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 今年4月に入社された新社会人に対しての新人研修も6月で終了しました。
顧問となって8年目を迎える某住宅会社では、5月になって新入社員さん達からの契約も出てきています。
早いですね。
素晴らしいことです。
当然ながら新人さんたちが契約に至る場合は必ずといっていいほど上長のフォローが必要になります。
つまりは新人さんたちの契約が取れている会社はというと、リーダーとメンバーとの関係においていいコミュニケーションが取れているということも言えます。
どの時点で同行営業していいかの判断も大切です。
こういった場合はタイミングも重要ですね。

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 企業によって新人さんたちの結果が早い時期に出てくる会社とそうでない会社に分離します。
新人だからまだそこまでやらなくてもいいよという会社にあっては新人さんたちも甘えてしまうようです。
僕が支店長時代、新入社員さんたちが毎年入社しました。
僕は開口一番、新入社員に期待すると申し上げるのが常でした。
君たちは確かに知識はない、だけど君たちは先輩が忘れてしまっている従順さ、一生懸命さ、元気さ、可愛さ、将来性、行動力があるじゃないか…・お客様は夢を持っている君たちと契約することを願っているに違いないんじゃないかなぁ・・・と語り掛けをしていました。

 知識のなさを嘆かなくてもいいんだよ、わからないことはわかりませんとはっきりと口にして言う勇気を持とう、わからないことは宿題にさせていただくことだね。先輩や同僚に聞いて、なるべく早く答えを持っていくことが大切だね。
君たちは先輩がややもすると忘れかけてしまった、挨拶の重要性、傾聴すること、清潔さ、笑顔、を前面に出して第一印象力を上げていこうね‥‥そんなことを毎年入社してくる新人さんたちに熱く説いた思い出があります。

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 また新人さんたちと3年間毎日の交換日記も継続しました。
そして上司の愛情は必ず結果に結び付くということを実感いたしました。
新人さんたちが1年目から先輩社員に負けない業績を残していってくださいました。

 是非皆さん方の会社において、1対1の人間としてリーダーは新人さんたちに向かう努力をしていただくことをお勧めします。
ある年の新入社員さんとは、単身赴任を僕がしていたということもあって毎日6時半から7時20分まで一緒になってジョギングをしました。
振り返ると大変だっただろうと推測もします。
走り終えた後、僕のマンションで彼と一緒に僕の手造りのブレックファーストを食べて一緒に会社に出社しました。
この彼も1年目からしっかりと契約実績を残しました。

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 少し懸念することですが、日本人全体のやる気度が全国的に落ちてきています。
信頼度の高いアメリカの調査会社ギャラップは世界の従業員を対象として組織への熱意に関する調査を実施しています。
それによれば日本人のやる気度は何と139か国中何と132位です。
大丈夫でしょうか・・・・?
そんな中で行動力のある社員さんたちは結果を残しています。
従順な新人さんたちに日々のOJTで教育して、一緒になって行動すれば契約が取れるようになるということを僕は学習しました。
リーダーは仕事の喜びや楽しみを新人さんたちに説いてあげていただきたく思います。

 今年もまた住宅業界に夢を抱いた数多くの新人さんたちが社会人となって羽ばたき始めています。
期待をもって彼らの力を信じて、一緒になって日々の行動を見つめてあげていただくことをお勧めいたします。
間違いなく1年目から新人さんたちの成果が出てくるに違いありません。
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
 先回このブログで叱ることと褒めることの重要性を申し上げました。
最近とみに思うことがあります。
何かというと叱る・褒めるということの前にその人に対して関心を持つということです。
これができていません。

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 社員同士が関心を持ちあうと必ずその会社は業績アップにつながります。実行してみてください。
おそらくはその効果に新しい気づきを感じるはずです。
お客様に対しても関心を持つということも重要で、関心を持つということはもっと言えば愛情を持つにつながります。
この関心を持つということが希薄になっている感じがしてなりません。

 人はみなまずは自分というものを認めてほしいのです。
自分という存在価値をしっかりと表したいのです。
リーダーの仕事の基本はまずはメンバーを理解することではないでしょうか。
かつて積水ハウスの支店長時代、150名近くの支店メンバーに対して一人一人の誕生日を手帳にメモしていました。
彼らの誕生日に、簡単ですがバースディ電話をすることを自分自身で義務化していました。
こんな簡単なことですが、自分自身の存在価値を知ってくれている上司に対して彼らの取ってくれた行動が結果に結び付き毎期・毎期の業績の向上に結び付いていった気がしてなりません。

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 人は皆感情の動物です。
ですから時には叱り、時にはほめ、各人の持っている感情をうまく日常の行動に活用していくことこそマネジメントの効用であるといっていいのではないでしょうか。

 会社を辞めていく社員の多くもまた自分の存在価値を感じていないことが原因のような気がしてなりません。

「君のおかげで助かっているよ」「頑張ってくれてるね、ありがとう」
マネージャーやリーダーがささやかな言葉をかけることで社内の雰囲気が変わり、社内の空気がモチベーションに影響して結果が出てくるといって間違いありません。
 会社を運営していくうえで大切なことはたくさんありますが、まず社員を大切にすることを実行してみてはいかがでしょう。
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
 京都の企業の幹部研修のレジュメを作成中です。
ほめることと叱ることの手法もテーマの一つです。

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 最近多くの企業でリーダーがメンバーたちをうまく叱っていないと感じることが往々にしてあります。
これなんかはまさに僕が入社した時とは大違い、40年前僕が積水ハウスに入社したころはもう毎日が叱咤の連続でした。
そんな中で学習しながら成長していったんですね。
叱ることもリーダーの大きな使命の一つといって間違いありません。

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 ところが最近パワハラを恐れてかリーダーがメンバーに対して叱ることができていないようになっているように感じます。
 叱ることと怒ることとは違いがあります。
叱ることはあくまで相手を思ってのこと、自分のために怒ることとはまったくもって違いがあります。

 心理学の実験にこんな形のものがあります。
1、 ほめてから叱る
2、ずっとほめ続ける
3、叱ってからほめる
4、ずっと叱り続ける
以上のうちで、対象者の最も気分の良いものはどれでしょうか…という問題です。

 答えは3→2→4→1の順です。
3の「叱ってからほめる」が最も気分が良いものといわれます。
なんと1の「ほめてから叱る」は4の「ずっと叱り続ける」よりも気分を悪くさせるといいます。
最初に褒められても、最後に叱られるとそのギャップから不快感が増すということのようです。

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 メンバーから慕われ信頼されるリーダーたちの多くは叱り方やほめ方をよく心得ている人たちが多いですね。
またこういったことが当たり前にできている組織は業績も順調であるといって間違いなさそうです。