2019年 05月の記事

May 2019
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 
積水ハウスがイギリスの住宅業界に本格参入とのことです。
積水ハウスは英国の行政機関及び総合不動産会社と協業して33億円を出資(出資比率35%)して今までのノウハウを駆使して英国内に工場生産の木造ユニット工法住宅の供給を試みます。

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 これは英国内における深刻な住宅不足の現実が背景に存在します。
積水ハウスは今後10年間で毎年30万戸の住宅を供給する体制強化を急いでいます。
これは積水ハウスの海外事業拡大のほか「社会課題の解決」を目指す企業理念にも合致する事業です。

 英国では需要と供給のミスマッチがあります。
その影響で新築住宅の価格が急騰しているのが現実です。
英国全体の新築住宅の需要が年間30万戸と見込まれているのに対して20万戸程度しか供給できていない。
英国の平均年収が350万円に対して、住宅の価格が約6倍である状況で、なかなか一般の方には新築住宅まで手が出ない状態ということだそうです。

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 積水ハウスには木造ユニット工法のノウハウがあるわけではありません。
このあたりの課題もありますが、工場を活用した住宅生産の調達や物流、設計、技術、維持管理などのノウハウで協業できると考えているようです。

 すでに現在今年度中に100戸の住宅の販売・着工が行われる予定ということです。
是と出るか、非と出るか、僕の出身母体でもある積水ハウスの将来に期待したいものです。
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 ここへきてまた新しいニュースが飛び込んできました。
トヨタホームとパナソニックホームズの合併です。
2020年1月7日から住宅と建設、街づくりの3事業を共同で推進するための合弁会社「プライムライフテクノロジーズ」が設立されます。
住宅業界もいよいよかといった感覚です。

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 これでトヨタ・ミサワ・パナソニックが一つになるわけです。
現在の売り上げがトヨタホームが1648億円、ミサワホームが3886億円、パナソニックホームズが3574億円ですから合わせて9108億円の売り上げのビッグカンパニー誕生ということになります。

 講演の席でこんなことをお話しすることがあります。
銀行が業界大編成に動いたように住宅業界も将来は積水ハウスと積水化学、旭化成が合体、住友林業と三井ホームが合体、大和ハウス工業、今回のトヨタ・パナソニックの合併で大きく4つの形になるのではというあくまで僕の予想範囲内での話です。

 つい最近のTV番組「ガイヤの夜明け」ではこんな事実が放映されました。
RIZAPの瀬戸社長が買収した横浜の住宅会社(株)タツミプランニングを創業101周年を迎えた大阪の総合建設業高松建設にRIZAPの経営状況の悪化に基づいて売却した事実です。これも驚きでした。

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 実は高松建設の社長、昨年社長になられましたが高松孝年氏、47歳とお若い社長です。
関西学院大学卒業後、積水ハウスに営業職として入社された方です。
その後高松建設に入社され今日に至る勉強家です。
 僕も高松社長から依頼されて講演を手始めに社員さんたちの研修もお手伝いさせていただきました。
副社長時代にいろいろとお世話になりましたが素晴らしいお方でした。
 ですから僕にとっても随分と身近な企業という感覚があります。

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 かつての積水ハウス時代、僕が東京の支店長時代の社員だった中村悟君は今や東証一部上場の「M&Aキャピタルパートナーズ」の社長として立派な活躍をしています。
なんと日本で一番社員さんの年収の高い企業を築き上げました。
社員さん思いの優しい男です。
テレビではライオン社長ということでCMも展開しています。
個人的にかつてのメンバー中村社長を心から応援していきたい気持ちでいっぱいです。

 住宅業界も一寸先はどうなるかわかりません。
我々の業界もM&Aが当たり前になる時代となってきました。
そんな中、僕としては生き残りをかけて頑張っておられる住宅会社のお手伝いをこれからも可能な限りさせていただく覚悟です。
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 新入社員研修をしていて思うことです。
この日も自分自身が洗われる感がしました。
新人の大きな特徴の一つが「従順性」だと思っています。
僕の書(住宅新報社から発刊)にも『住宅業界の新入社員が1年でトップ営業になる方法』という書があります。
実はもともと住宅業界の営業に不安を感じる人たちに勇気を与えたいという気持ちで書いた書なんです。

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 この日の新入社員研修で僕は「熱意」と「誠意」「創意」の話をしました。
そしてその中で一番強くお客様の心に響くのは「熱意」ですよとお話ししました。
 この日の研修振り返りレポートにはほとんどの受講した新入社員さんがメモがぎっしりと書かれてありました。
まさに受講した新入社員さんたちの「熱意」がひしひしと伝わってきました。

 「いいかい、人に話をするときは数字を使って話をすると伝わりやすいんだよ」
研修ではそんな話も織り込みました。
振り返りレポートには数字が目立っていました。

 報連相の話もしました。
「報告はまず結果から話すんだよ、時間短縮にも役立つよね。無駄がなくなるよ」
素晴らしいですね。
レポートには無駄が随分と省かれて内容の充実が目立っていました。

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 今年もまた研修した新入社員さん達には期待できそうです。
その理由は明確ですね。
素直であること、従順の力です。

 この従順性、可能な限りいつまでも持ち続けたいですね。
僕もいつまでも従順でありたいと思います。
従順さこそ成長へのエンジンだといってよいでしょう。
この従順性がある限り人間としての成長が継続していくと信じてもいます。

 この日も新入社員さんたちの真摯な姿に自分自身の心も新鮮さを取り戻しました。
「ありがとうございました」
研修終了後の挨拶は僕も彼らに向かって心を込めました。
カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 ちょいちょい人生を振り返ることも出てきています。
後ろを見つめ直す事の中から明日の方向性を定めることもできているような気がします。

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 どうせ生きていくのなら人生を楽しくしたい。
仕事をすることが必要なら面白く楽しい仕事にしていきたい。
出来れば仕事にチャレンジして、自分の成長につなげていきたい。
今もそんな風に思っています。
そんな風に思える自分が幸せなのかもしれませんね。

 今日もまた少しばかり自分の情熱を傾けながら関与先の社員さんに伝えていきます。
あなたは朝、会社に顔を出したときモチベーションが上がりますか・・・?
さあ今日も一日がんばろうと心に火をつけますか・・・?
それとも、また仕事か・・・いやだなぁと落ち込んでしまいますか・・・?

 辛い仕事、いやな仕事にぶつかってこそ、その課題を達成したときに自分の成長があるということに気づく人を創っていきたく考えています。
 大変な仕事だからこそやりがいがあるんだということを理解してもらいたく考えてもいます。

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 もちろん時間がかかることもあります。
はがゆさもあり、物足りなさもあり、ついつい意気込んでしまうこともあります。
ああ、まだ僕はこんな情熱を持っているんだと思うことと、いい年をして人間的に成長が足りないななどと思ってしまうこととがあります。

 地団太を何度も踏みながらも一歩一歩関与している社員さんたちの意識が高揚していくことは嬉しい事でもあります。
そして結果に結び付いていくこと、そんな中で彼らが自分自身の成長を自覚して仕事への意欲を更に高めていくこと・・・まだまだやりたいこと、やってみたいこともたくさんある様な気がしてなりません。

 いい年をして、若い層と同じように行動することは難しいことかもしれません。
けれども、自分の中でまだまだ情熱だけは負けていないなと感じることも随分とあるものです。

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 どうせ一度の人生ですからどこまでやりたいことができるものかどうか挑戦していきたく思っています。
 多少は自分をいたわりながら、時々は休息をとりながら、でも前だけは見つめて頑張っていきたく思います。




カテゴリー:一般の記事
author: Masahiko Kato
 毎月月初は両親の墓参りに行くことが当たり前の行事となっています。
いつの間にかお墓の前に立って両親といろいろと会話するようになってきています。
家にいるときも決まって仏壇に向かって語り掛けしています。

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 父親が仕事を辞めたのは確か72歳の時だったと記憶しています。
60歳で定年を迎えて教育長の話には辞退し、地元の大学に助教授として赴任いたしました。
そして72歳の時、詳しい訳は不可解ですが「学生が最近俺の話を聞かなくなった」という理由で大学を辞め実質的に仕事から離れました。

 カエルの子はカエルと言いますが、親のDNAを引きずって生きている僕としては、せめて父親越えと言いますか72歳までは働いていきたいという、そんな願望を持っています。
(仕事が今のように継続していくことが何よりの条件ではありますが)
 また家にじっとしていることが自分自身を失ってしまうのではないかという若干の懸念も正直存在します。
 人は皆、心のどこかに自分自身の存在証明を見つけていたいものだと思います。

 今回、お墓の前で仕事よりも身体を重要視していきたいという思いを両親に話してきました。
もちろん仕事を継続はするのですが、健全な精神は健全な肉体に宿るといわれるように、健康上に一抹の不安も感じないではありません。
今年になって恒例ではありますが、人間ドッグや脳ドッグの結果を意識するようになっています。

 正月とゴールデンウィークは決まって自分自身を見つめなおす良い機会です。
特に今年は新しい元号にもなっていつも以上にフレッシュな気持ちになってもいますね。

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 毎日どこかで運動を実行できないか、全国各地に出かけているときも体を使う努力をしよう…そんな気持ちで4月30日から毎日1時間の運動を意識して始めました。
オフィス近くの遊歩道を歩き始めました。
ここには同じような仲間の人たちがたくさんいらっしゃいます。
ありがたいことに、なんだか勇気づけられているような感じさえ得られます。
そしてほんの6日間で変わってきたことがあります。
ジョギングで始めた運動が多少のランニングを交えられるようになってきたことです。
もっとも、無理はしないつもりですが・・・。

 今後どう社会とつながっていくか・・・生き生きした老後を迎えてる人は2割未満だとお聞きします。
仕事中心の生活から充実した人生への転換も課題でもあります。

 好きな野球のたとえで恐縮ですが人生の最後を良きホームスチールで終えたい、ラストランに向かって準備を始めていこうかと・・・少しづつ自分を変化させていこうと・・・そんなことを言い聞かせている現在です。