2011年 09月の記事

September 2011
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 企業研修でお世話になった企業様からの招待で「現場見学会」と「工場見学会」を2日間にわたり見学させて頂きました。

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 現場見学会は東海地区全域で3日間にわたって行われており、来場目標数字は5000組とのことでした。
 かつてこの会社の一部のエリアで見学会の勉強会を実行したことがありますが、当時最高の来場数字が400組でした。
 2日間で来場数字を2000組にしますとお約束して、結果として2907組の来場をいただき大成功したことがあります。
 従順に僕の話を聞き着実に実行に移した社員の方々の努力のたまものと考えていますが、素直さは時として大きな力になることが多いですね。

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 「工場見学会」は時代とともに、そのあり方が随分と変化してきました。
単なる「見せる」から「魅せる」へ、今や工場見学会は企業の戦略の一つでもあります。
書店に行っても工場見学の雑誌はベストセラーともなっていますね。

 この日の工場見学も主催者の責任者の挨拶から始まり、女性コンパニオンの気持ちの良い説明、工場担当者からの詳細で分かりやすいトーク、あっという間に時間が流れました。

 招待していただいた住宅メーカーの皆さん方に感謝、今後も地域密着・そして地域貢献され、愛される会社づくりに多いに励んでいただきたく期待しています。
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 8日間続いて講演会とセミナー・顧問会社の仕事が続きます。
浜松・沼津・四日市・静岡・津・米子・名古屋と東奔西走しています。
住宅会社の経営者や社員さんが受講者の主体ですが、危機意識を持っていただく話をしています。

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 住宅業界は1972年には186万戸という着工戸数を記録したことがあります。
ところが皆さんご存知のように2009年度は78万5千戸という実績でした。
何と売れていた時期から42%の数字になってしまったわけです。
そしてまた今後もその数は減少し70万戸、果ては60万戸の時代が訪れると予想されています。

 ご存知でしょうか、この3年間の間にも全国で12000社の住宅会社が廃業となっている現実があるのです。

 ダーウィンは生き残る会社の条件として、強い会社でもなく賢い会社でもなく変化できる会社だと言っています。 

 バブル全盛のころの黙っていても売れた時代の名残がいまだに経営者の方にも販売に携わる営業の人の心の中にも残っているように思えてなりません。

 セミナーや講演会に参加される方々はまだ意識が高い方が多いと考えます。
自分たちの会社が、何を目指したらよいのか、営業はどうしたらよいのか、現場はどうあるべきなのか、胸に手を当てて真剣に考えてみたいものですね。
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 どんな業種の仕事であっても自分たちの販売エリアを知ること、愛することはとても大切なことのように思います。
特に住宅業界は地域密着業界と言われますね。

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 マネージャーとして愛知県・岡崎支店長、東京都・多摩支店長となった僕は特にこういった点に力点を入れました。
 積水ハウス時代、中部地方の市場戦略委員長として特に意識して売りやすくするための策を講じた思い出もあります。

 例えば、自分たちの担当するエリアの人口・世帯数・建築戸数・主たる企業・特色などを知識として会得しそれを戦略として仕事に生かしていくということです。

 また支店長としての自分は担当エリアをより熟知するべくとなるべくエリアに溶け込む努力もしたものです。
担当エリアの市長さんとの対談や、地域への社会貢献、地元ラジオ番組に社員さんやお客様が出演するような企画もしました。
これは社員さんや業者さん、お客様のモチベーションアップに役立ちもしました。

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 経営上の責任と市場のシェア率を向上
させていくといった市場責任の双方を併せ持つことを重要視したわけです。
結果としてシェア3位だったところから第1位に、そしてそれにともなって戦略拠点を増やし社員数も増加して全国トップの業績に結び付きました。

 自分たちの販売エリアを愛する工夫、とても大切なことと考えていいのではないでしょうか。
カテゴリー:営業
author: Masahiko Kato
 学生時代広告研究会に属していました。
社内で作成するチラシは率先して企画した思い出があります。

 写真は2世帯住宅の現場見学会のチラシです。
どちらが表か裏なのかわからない、しかも真っ赤な紙面です。
入社してまだ間もないころ、コピーも広告会社さんと一緒になって考えました。

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 「親への気配りこれで大丈夫、父さんたまには一緒に飲むかい」
核家族化が頂点に達しようとする今、問われるのは大切な家族間の交流。一緒に飲めばこそファミリーコミュニケーション、親子の酒も飲みたい時が旨い時なのだ。

 もう片面には・・・・・
 「子への手助けこれで大丈夫、ありがとうおばあちゃんの知恵袋」
一緒に住めばこそ教え教えられる。だとすれば家族の中の先生という言葉が生まれても不思議はない。茶碗蒸しの出汁はやっぱりおばあちゃんの年の功かな。

 このチラシは当たりました。
なんと2日間で216組のお客様が来場、現場見学会会場は大盛況でした。
時の上司が「何これっ?」と目を丸くしたのですが、「これからは君に任せるよ」とお墨付きを頂きました。

 その後、企画立案した「住まいの参観日」の発想もこんなところから生まれてきたのです。