2010年 12月の記事

December 2010
 この日は僕が講師を務めているパナソニックのショールームで打ち合わせです。
住宅業界はいま大きな転換期を迎えています。
箱の産業と言われた住宅産業は、今ニーズの時代から、生活の場の提供、そこに住む人たちのウォンツを満たす産業へと変貌しつつあります。
 これは形のあるものから形の無いものへの変化でもあり、「モノ」から「コト」への移り変わりでもあります。

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 CS(顧客満足)が叫ばれて久しいですが、今やCE(顧客熱中)の時代へと変わってきています。消費者の志向が価格や品質から(日常)がワクワク感やドキドキ感という感動(非日常)となってきているということです。

 「家自慢」の時代から「暮らし自慢」の時代へと時代は変化してきているということでもあります。
ですから、そういったコンシューマー(消費者)の期待にこたえるべく我々の販売手法も変えていくべきでしょう。

 機能や性能(高気密・高断熱・耐震)で売るのみならず、顧客のライフスタイルに合致したデザインや環境を考えていきたいものですね。
 この日は名古屋駅近くの「名鉄グランドホテル」にて、不動産業者さん向けの講演でした。この講演を主催した住宅会社は厳しい時代にも絶好調、業務拡大を目指しています。
かつての積水ハウスを見る思いでした。発展途上の企業は実に気持ちの良いものですね。

 ホテルの前には名古屋のマスコットともいえる「ナナちゃん人形」が立っていました。
1973年スイス生まれ、何と身長は6メートルにも及びます。
 この「ナナちゃん人形」季節に合わせて夏には浴衣や水着、クリスマスシーズンにはツリーのようなドレス、何もない時でも名古屋グランパスや中日ドラゴンズのユニホームを着るなど月に2回の頻度で着替えをしてくれてすっかり町の人気者です。
 待ち合わせ場所としてもうしっかりと定着をしました。

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 立っている場所が名鉄7(セブン)前なので「ナナちゃん」の名前がついたそうです。
地域になじんだ「ナナちゃん人形」を前にして地域密着の話をさせて頂きましたが、この「ナナちゃん」これからもおそらく名古屋の人々に愛され続けることでしょう・・・。

 
 この日は東京・新宿の損保ジャパン本社で「損保ジャパンひまわり生命」全国優秀代理店100社の表彰会があり、「お客様へのパートナー営業の推進」というテーマで講演をいたしました。あの著名な新宿西口のスカートビルです。

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 松崎社長はじめ重役の方々や、優秀な方々を前にしての講演は緊張もしましたが、1時間の時間をいただいて積水ハウス時代に培った「紹介営業」のエピソードを中心にお話しさせて頂きました。

 損保ジャパン
は2002年に安田火災海上保険と日産火災海上保険、大成火災海上保険が合併してできた企業ですね。今年、日本興亜損害保険と共に、NKSJホールディングス傘下となっています。その生命保険事業を担っているのがひまわり生命です。会社で保有してらっしゃるゴッホのひまわりが命名の基かもしれません。

 講演を終えて帰路に就こうとしたときにお二人の方が小走りに僕を呼びとめられました。中部のトップである役員の桑重様と(株)アシストの塚原さんでした。塚原さんが何と娘の知り合いということでサプライズでした。娘が保険でお世話になっているとのことです。いやはや世の中は狭いものですね。

 人はどこかでつながっているものですね。紹介の輪が広がっていくように祈らずにはおられません。