2006年 09月の記事

September 2006
カテゴリー:General
author: Masahiko Kato
ゴルフというゲームはボールを追いかけて18ホールを廻る。述べ10キロに近い距離をひたすら歩く。ボールを追いかけているからこそ、この長い距離を歩いていけるといって言い過ぎではない。そうでなくてはあの長い距離を歩くのは大変な事だ。我々の仕事も同じことが言える。明確な目的があるかないかで毎日の行動が変わってくる。
  最近顧問先になったばかりの会社で社員に聞いてみた。この企業は実は親会社から仕事がまわってくる事で現在は特別な営業活動をしなくとも仕事が与えられる。この現実に社長は危機感を持っている。いつかは今の状況に変化が出てくると。そこで営業チームを作ることにした。ノミネートされた彼等に聞いてみる。1年後の目標は何ですか・・・?3年後は・・・?5年後は・・・?ところが明確な目標を持っている社員が殆んどいないのが現状だった。これじゃあ心配だ。まず明確な、仕事の目標とプライベートでの目標を持とうよという事からスタートする事にした。
  尋ねるといろいろ出てきた。車を買いたい。アパートからマンションに移りたい。家のローンを早く返したい。子供を作りたい。結婚したい。ゴルフでスコア100を切りたい。海外旅行に行きたい。彼女を作りたい。結果を出せば報酬がついてくるのが営業の仕事。まして住宅営業の世界ではそれがまかり通る。些細な事だけどでもやっぱり確固とした目的が欲しい。それがあるかないかで結果は間違いなく違う。
  1年後、3年後、5年後の具体的目標を作ろう。人生なんてあっという間に時間は流れるもの。後悔しない為にも目的を現実化しよう。成功する人は明確な目的を持っている。そして夢を実現させている。
カテゴリー:General
author: Masahiko Kato
今年になって住宅受注が順調だ。大都市周辺では地価も上昇傾向で再びバブリーな状況になってきている。デフレーションからの脱却、ローン金利も上がってきた。小泉政権から新政権へバトンタッチ、赤字国日本を何とかする為には消費税もそのうち10%以上に上がるだろう。日本の5%は安すぎる。住宅業界は別扱いして欲しいが難しそうだ。幸いにして景気も良くなっている、こうなると今のうちに家を建てておこう・・・と考える人が多くて当たり前だ。この時期、全国的に温度差はあるものの昨年と比較して契約が順調でない会社のほうがおかしい。反面少子化が進み、住宅は余ってきている。着工件数が減少する事は明確だ。2010年過ぎれば住宅着工は年間100万戸を割るであろうと予測する。ここで「勝って兜の緒を締めろ」ではないが今の時期に将来の会社への基礎固めをしっかりとやっておくことを薦めたい。
  では何をやったらいいのか?やる事はたくさんある。例えば「組織営業」への足固めをする。社員全員が顧客の方向をしっかりと見つめる会社にする。協力業者さんも組織の一体化として考える。例えば顧客満足度の高い会社に変えていく。従業員満足を真剣に考える。取引先満足も考慮する。クレームを怖れない企業体質にする。スピード対応が可能なメンテナンス体制を構築する。例えば最近おろそかになっている営業基本行動の強化を見直す。顧客管理数や面談件数の低下に歯止めをする。より、訴訟化社会の到来を見通し、より買い手市場の時代を意識し今からしっかりとその対策、足固めをしていく事だ。
  20%の住宅会社が淘汰されるといっても言いすぎではない。しっかりした礎を築いておきたい。