一年を通じて一番いい気候の季節を迎えています。朝のジョギング(毎日は出来ないのですが)で今日はコースを変えてみました。すると新たな発見がありました。中学校の登校風景、校門に先生が立って一人ひとりの生徒に「おはよう」と声を掛けています。生徒の表情を見て挨拶をされているのだそうです。そんな光景を見て、爽やかな朝にまた一段と爽やかな気持ちになりました。また、ジョギングしていると声を掛けてくださる方があります。私も負けずに声を掛けます。意外に思われる方もありますが声をかけられるのって気持ちがいいものです。シャキッとなる感じです。

 そういえばこの時期は各企業も新入社員をむかえているはずです。「おはようございます」「誠に申し訳ございません」「少々お待ち下さいませ」「ありがとうございます」「「いらっしゃいませ」「よろしくお願いいたします」などと大きな元気な声で挨拶訓練をしているのではないでしょうか。ゴールデンウィークを前にしてアプローチブックの作成や、ロールプレイングに懸命になっているのではとも推測します。

 新入社員が「5月病」にかからないためにも、上司は新人にしっかりと声を掛けてOJTに取り組んで頂くことが肝心な気がします。そろそろ新人君たちも悩み始めているかもしれません。私の現役時代(・・・といってもまだ1年ちょっと前ですが・・・)新人たちと毎日交換日記をやっていました。忙しい業務の間を使って書き込みする訳ですが継続しているうちに徐々に彼等の心がオープンになってきます。モチベーションが高くなるのも事実です。また朝、新人君と一緒になってジョギングもやっていました。6時30分から7時20分までやっていましたがお互いに大変でしたが成果はありました。(東京へ単身赴任中、近所に会社の独身寮があり、そこに住む新人とジョギングをしていたのです)

 上司が期待をこめて声をかける、一緒になって行動する、心のキャッチボールをすることは必ず彼等の成長につながります。現実にそうやって育てた新人達は1年で実績を出していきました。従順で一生懸命な新人たちが育っていくのは、片方で受け皿である上司の愛情がいかに注がれているかが大きなポイントです。当然叱咤も必要ですが・・・。厳しさと優しさの中で新人たちが少しずつ開花していくに違いありません。