29年間積水ハウスで住宅営業、管理者として勤務してきて、今年独立して客観的に住宅業界が見えてきました。自分の希望でもあるのですが供給する立場であるメーカー側はもっと御客様の側に立った姿勢にならないと顧客満足は得られないだろうなと痛感しています。住宅業界に携わる企業の多くが顧客満足の向上を叫んで久しい訳ですが、まだまだ企業側の立場が優先されている感が強いなと実感しています。今後もっと住宅の需要は減少してきますし、ユーザーの要求水準はそれに伴って高くなってくると予想されます。ユーザーが住宅会社を選ぶにはいろいろな方法・手段がありますが、もっと契約までの時間をとって十分理解し納得する形にするべきでしょう。今年も終わりに近づきましたが、来年はユーザーの視点で「住宅業界を斬る」役割を演出していきたいと思っています。供給する企業側とユーザー側の円滑な橋渡しが出来ればと思っております。真にユーザーの気持ちを汲んだ住宅会社が勝ち残ってほしいし、営業の社会的地位の向上も望みたいのです。