2024年 08月の記事

August 2024
カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
かつて積水ハウスの営業時代、住宅業界が総合展示場中心の集客手法になってからは特に競合する事が当たり前になりました。
もちろんこういった現象は今でも避けては通れない現実ですが・・・。
特によく競合先になったのは大和ハウス工業さんでした。
大和ハウス工業は積水ハウスよりも住宅業界に進出したのは5年先輩であり、確か昭和30年だったと記憶しています。
実は僕は就職先に住宅会社として積水ハウスと大和ハウス工業の試験にパスして、積水ハウスを選択したという過去があります。
当時は後発メーカーの積水ハウスの方が勢いがあったという感覚でした。

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積水ハウス時代、常に大和ハウス工業は僕にとって意識する住宅会社でした。
皆さん、住宅大手のメーカーは販売には苦労しておられないと思いがちかもしれません。
が、日常において実際は随分と泥臭い営業をやっていたのが事実でした。
公的販売で抽選になる事が目に見えている土地を見に来られるお客様に対して現地でアドバイスをしたり、例えば中部圏最大のニュータウンの空き地に関しては一区画一区画細かに土地所有者を調べすべての所有者に対して個別に営業活動を実施しました。
こういった活動は他社が殆ど実行していることはなかったのですが、唯一我々と大和ハウス工業だけは地味ですが、細かにやってらっしゃって営業における細心さを常々感じていました。

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またJA(かつての農協)とタイアップしての営業活動や、TKC(税理士)に対してのコラボレーションなどは、大和ハウス工業が先駆者であり、私達は真似するしかなかったこともありました。
特に印象的だったのはJAの方々の葬祭時に大和ハウス工業の大きな花輪の飾りつけが常に目立っていたことでした。
つまりはそれだけ人間関係もしっかりと出来ていたという事でしょう。
また自社で経営するロイヤルホテルを使ったオーナーさんへの対応も目を見張るものがありました。(それに対抗して僕は支店長時代、オーナーさんを温泉に招待していました。)

今、僕が仕事先に向かう宿泊先としてよく利用するのはダイワロイネットホテルです。(今ではとても人気が高いホテルとなっています)
またその際地元の駅でマイカーを駐車場として使用するのはダイワパーキングとなっています。
そして買い物に顔を出すのは大和ハウス工業が経営するショッピングモールでもあります。
凄いですね大和ハウス工業、こんなことをしたらいい、こんなものがあったら良いという思いをしっかりと把握して顧客目線に立った経営を実行してらっしゃる感じがします。

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かつて積水ハウスは、僕の営業時代に住宅業界として初めて1兆円の売り上げを達成しました。
当時の我々は業界1位としての自負と、粉骨砕身で目標達成していくのだという強い想いがいつもあったように思います。
現在積水ハウスは売り上げが3兆円、それに対して大和ハウス工業は 売上高は5兆2千億円と大きく差を広げてきています。(もちろん双方共に素晴らしい実績です)

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積水ハウスのOBとして「負けるな!積水」と心で叫びながらも、大和ハウス工業の業績の推移に敬意を表します。
我々がどうしても勝てなかった商業施設への展開、店舗・事務所・医療・介護・倉庫・工場・不動産開発・エネルギー、ハウジング部門も住宅・マンション・リフォーム・保険・戸建て・運営管理・賃貸、そしてホームセンター、ホテルリゾート、スポーツクラブ・クレジットカード・・・「共に創る、共に生きる」をスローガンにして走り続けています。

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顧客が何を思うか?
顧客が何を必要とするのか?
顧客目線に立った事業形態がここにあると言っていいでしょう。
大和ハウス工業は石橋信夫氏が「先の先を読め」と基盤を作り、樋口武男氏の「熱湯経営」で飛躍して現在の芳井敬一社長へと熱い魂が受け継がれています。


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「なんでダイワハウスなんだ!」というシュールなCMは皆さんもご存じではないでしょうか?
その理由が経営手法に表れていると言っていいでしょう。



カテゴリー:自由
author: Masahiko Kato
今月の月刊誌PRESIDENTに作家でありタレントでもある志茂田景樹さんが掲載されていました。
とても懐かしい感じがしてその記事を読ませて頂きました。

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志茂田景樹さんとの出会いは積水ハウスの支店長時代、出張中にたまたま大分でお会いしました。(もう30年ほど前の事です)
当時大分は空港から市内までオーバークラフトが運行されていて(その後廃止され、今はまた復活している様子です)その中で、中央大学の先輩である(僕は1年時だけ中央大学でした)志茂田さんにご挨拶をしたことが始まりでした。
その後、僕が東京の支店長時代、志茂田さんの御自宅を創らせていただくことになって(これは営業さんの頑張りがあったせいですが・・・)住まいの完成時に志茂田さん家族をお招きして新築のお祝い会をさせて頂きました。
当時はお元気で、とても楽しい方で、随分とお酒も飲まれていたように振り返ります。
特に梅の入った焼酎がお好きだという事で、飲みながらいろいろとお話をさせて頂き、思い出に残る貴重な時間を過ごさせて頂きました。
その後は年賀状のやり取りが何度かあったでしょうか。

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あの奇抜な服装でタモリさんの「笑っていいとも」で3年間ほどレギュラーもしておられました。
一般には、どうしてもその印象が強いのですが、もともとは「黄色い牙」で直木賞を受賞しておられますし、数多くの小説、絵本作家、「よい子に読み聞かせ隊」と名打って奥様と共に全国各地に出かけられてもおられます。

2018年関節リウマチ、2019年には腰を骨折され、そして84才になられた現在、要介護5の車椅子生活となられたようです。
そんな中で「過去に執着せず、今に愛着を持て」と紙面ではおっしゃっておられました。
車いす生活で介護の人が付かないと外出は無理、関節リウマチの悪化で体の可動範囲は凄く狭い、ベッドから車いすに移乗するのも一人ではできない。
トイレに行くのも一苦労で、現在はオムツを使用なさっておられるようです。
そんな中でも体調の良い時は1日3時間程度、パソコンで文章をひねり出す、単発のエッセイを書かれる・・・生きておられる間は少しでも前へ進むことが心の糧になっておられるとのことです。

文章からは懸命に生きておられる姿勢が伝わってきました。

かつては健脚で新宿からの長距離をご自宅まで歩いて行きかえりするなどしておられたことを僕はお聞きしていました。
当時とはずいぶんと変わってしまった現実に驚きもしましたが、それでもしっかりと前を向いて生きておられるその姿に感銘も受けました。

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現在は自宅で介護サービスをフルに使って生活をしておられ、朝の着替えや、ベッドから車いすへの移乗はヘルパーさんにお手伝いもしてもらっておられるようです。
介護ネットワークがあるという環境の中で、今も作品を書き続けておられます。
明日、死に神がやってきて明日でお前の命は終わりだよ、それが天の定めだよと言われても冗談だろうと受け流しながら。それでも今やっている小説を1行でも2行でも書くでしょうとご本人はおっしゃっておられます。
完成には程遠くともそこまで一生懸命にやってきたんだから、それでいいんだと、受け入れる、それが最後の自分なりの納得ではないでしょうかと言われていたことがとても印象的でした。

カテゴリー:スポーツ
author: Masahiko Kato
高校野球の熱戦を観戦しながらの投稿です。
高校野球の在り方も、途中の休憩やタイブレイク制度など熱中症対策も取られ変化してきています。

今年の夏は猛暑(酷暑)という事もあって外へ出る機会がいささか減っても来ています
とにかく暑いですね。(皆さんご自愛くださいます様…)
地球の温暖化でこれからもこういった状況が徐々に深刻化していくのでしょうか。
旅好きから始まって、出張でいろいろと出かける事が、本来大好きでこの仕事をしているところもあるのですが、また夏は決して嫌ではなかったのですが、さすがに少々バテ気味です。

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そんな中、海の向こうフランス・パリでは素晴らしいオリンピックが17日間にわたって行われたのは記憶に新しい事実です。
今回もたくさんの感動を届けてくれました。
日本選手の活躍も目立ちましたね。
当初の目標だった金メダル20個達成しました。
メダル数の目標55個には届かなかったものの45個も素晴らしい結果でした。

今も脳裏を駆け巡ります。
印象的だったのは・・・
北口選手…やり投げ67メートル(あの喜びようが最高でした)
新霊長類最強レスリングの藤波選手…なんと137連勝です…強い強い
フェンシングフルーレ男子団体(我が後輩、敷根選手もおめでとう!)
柔道では巴投げの角田夏美選手は凄かった(団体戦では2階級上の選手にも勝利)
スケートボードの吉沢恋さん(14才の中学生、やったね!)
初めてのオリンピック競技 ブレイキン湯浅亜美さんも最高でした。
飛び込みの玉井選手の入水が綺麗でしたね・
近代五種の佐藤選手も銀メダルは素晴らしい・
馬術の92年ぶりの銅メダル、40代の選手たちの躍動も感動モノでした。
もちろんゴルフの松山英樹選手も目を釘付けにしてくれ寝不足になりました。
メダルには至らなかったものの女子マラソン6位の鈴木優花さんにもウルルときました


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大会中に金メダルの中国のバドミントン選手が同じく自国のバドミントン選手からプロポーズされたことも…何か温かみある嬉しいニュースでした。
卓球では世界ランク1位の23才の中国選手にルクセンブルグの61才の超ベテランのシャラン・二さんが挑み、見事敗戦しましたが立派でしたね。
スケートボード女子パークのメダリスト3名すべてに共通した事として、3名の母親が全て日本人という奇遇の出来事がありました。(国際結婚が多いんですね)
必死に戦った後に表彰式ではお互いにたたえ合うという光景に、毎回涙腺を緩めてしまいます。
卓球の早田選手が戦った中国選手と試合後に同じカメラに収め合う姿もほほえましいものでした。
勝負事には勝ち負けがつきものです。
そういった中でブレイキンの半井重幸さんは4位でした。(微妙な判定で敗れましたが態度が立派でした)
かつて2000年のシドニーオリンピック柔道で篠原信一選手が誤審と思われる判定によって敗北した際に「弱いから負けた、それだけです。不満はありません」と言い訳をしないでの銀メダル、控室で涙した篠原選手に感動しました。
(この判定がきっかけでビデオ判定が採用されることになったんですね)


パリ・オリンピックでは地元フランスに留まらず、開会式や閉会式には世界的スターが
登場もしました。
まさかのトム・クルーズのサプライズもありましたね。
オリンピックがナショナリズムに偏ることなく行われることには大賛成です。
平和の祭典オリンピックが行われているさなか、ロシアのウクライナ侵略、イスラエルのガザ侵攻と戦争が同時進行している現実は残念でなりません。

セーヌ川を船で行進する開会式からは始まって大成功に終わったオリンピックの後に、パラリンピックも控えています。
素晴らしい競技が続きますように祈りたいですね。

4年後にはロサンゼルスでオリンピックが開催予定です。
次回のオリンピックはすべての国家が参加できる平和の祭典となります様願わずにはおられません。


日本選手がオリンピックで躍動、活躍した半面、日本経済には活力を感じません。
オリンピックで見せてくれた日本のすばらしさを経済面でも発揮できないかと思うのは
個人的な気持ちでしょうか?








カテゴリー:接客/サービス
author: Masahiko Kato
今月8月6日の『住宅産業新聞』に大和ハウス工業の顧客満足に関する記事が掲載されていました。

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どんな内容かというと、住宅の施工責任者が毎日お客様に対して、建設中の住宅の様子をメールで報告・連絡するといった内容でした。
そして、その結果としてアンケートによるお客様満足度が上昇したというものでした。
こういった記事を見ると嬉しくなりますね。

職人さんの関係もあって毎日建設現場が動くかどうかは不可解ですが、お客様の立場に立って考えると、こういった行動は安心につながりお客様も嬉しいものだろうと推測出来ます。

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かつて私達は、1週間に1度のお客様に対しての電話コールで工事の進捗状況を現場監督が連絡するといったことを実行していました。
お客様からの評価が高く、結果として新築パーティに現場監督が招待されたり、またお客様の知り合いの方をご紹介いただけるといった結果も出て、受注の増大にも結びつきました。
営業からすると、契約まで懸命に育ててきたお客様の関心が現場に向いてきて、現場監督に対して何かしらジェラシーに似た感情を覚える事もあったようです。

現場監督の仕事は現場をしっかりと管理する事であり、安心・安全の確保、そしてまた現場で仕事にあたってくださる職人さんとのコミュニケーションが大切です。
近隣に対しての配慮もとても重要ですね。
また工事現場は、本来の展示場の役目を果たしていると言っても過言でありません。
ですから工事現場における整理・整頓・清掃・清潔・躾などの5S運動も推進したものです。

ちなみに僕の関与先の某工務店さんは営業担当がいません。
全員営業で業務にあたり、設計や現場監督が営業業務を担当します。
ですからお客様の信頼がとても高く、紹介も多い会社を築いてらっしゃいます。

また地域の工務店さんで、地域密着がしっかりと出来ていてエリア内の建築予定のお客様は住宅建築の計画が出てきたときには、殆どの方がこの工務店さんに相談するといったことが当たり前化されている会社も存在します。
長年培われてきた「信頼」がこういった形になったという事でしょうか。

かつて積水ハウス時代、当時の社長から「大なる工務店であれ!」と言われたことがありました。
また当時は「安全第一、工期厳守」という標語が掲示されてもありました。
今は「人間愛」が社是になっていますが、かつては住宅会社の原点が掲げられていた様です。

大切な事、時代が変わっても変えてはならない事は「お客様目線」で仕事をするという事ではないでしょうか。

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年を追うごとに新設住宅着工戸数は減少しています。
生き残りをかけて住宅会社も様々な手法を考慮していますが、本来あるべき住宅会社の使命を真摯に考えた時、「顧客目線で仕事をする」ことを忘れてはならないでしょう。

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いつもどこかでお客様を意識する。
お客様に関心を持つ。

忘れたくない大切な住宅会社の姿勢です。